天神祭が有名、生前の道真公が参詣した社に借地料を納めて建立
[住所]大阪府大阪市北区天神橋2-1-8
[電話]06-6353-0025

大阪天満宮(おおさかてんまんぐう)は、大阪府大阪市にある神社、天満宮。天満天神・浪華菅廟・中島天満宮とも。参拝すれば、御朱印を頂ける。オリジナルの御朱印帳がある。

近代社格は府社、現在は神社本庁の別表神社菅公聖蹟二十五拝の第10番。神仏霊場巡拝の道50番(大阪9番)、なにわ七幸めぐり。

大阪市民からは「天満(てんま)の天神さん」と親しまれている。当宮では、第二次大戦の戦災で社殿が焼失しなかったのは、市民が自宅よりも当宮の消火・救援を優先してくれたため、としている。

毎年7月24日から25日にかけて行われる天神祭は、日本三大祭大阪三大夏祭り日本の三大川祭日本三大船神事瀬戸内海三大船祭りの一つ。

昌泰4年(901年)、菅原道真が藤原時平により九州大宰府へ配転(左遷)させられた際、同地にあった大将軍社に参詣した。延喜3年(903年)、道真が没した後、天神信仰が始まる。

天暦3年(949年)、大将軍社の前に7本の松が生え、霊光を放ったという奇譚が都に伝わった。そのため村上天皇の勅命によって天満宮を建立させたのが当宮の始まりである。

御祭神は菅原道真。当宮では火雷天神と同一視している。

道真が参詣した大将軍社は、境内社として存続している。御祭神は八衢比古神(やちまたひこのかみ)、八衢比売神(やちまたひめのかみ)、久那斗神(くなどのかみ)。

当宮では現在でも、元日の歳旦祭の前に大将軍社にて「拂暁祭(ふつぎょうさい)」という祭事を行い、神事の中で「租」(そ)といういわゆる借地料を納める習わしになっている。

当社は臼田甚五郎監修『日本神社一00選』に「日本神社100選」として掲載されている。

通常、日本三大天神と呼ぶ場合、北野天満宮太宰府天満宮防府天満宮であるが、諸説あり、北野天満宮と太宰府天満宮までは共通するものの、あとの一つを当宮や小平潟天満宮などとする説も存在する。

【ご利益】
学問成就、試験合格(公式HP
大阪天満宮 - 天神祭が有名、生前の道真公が参詣した社に借地料を納めて建立
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