聖霊会の舞楽(しょうりょうえのぶがく)
種別1:民俗芸能
種別2:渡来芸・舞台芸
公開日:毎年4月22日
指定日:1976.05.04(昭和51.05.04)
都道府県:大阪府
所在地:四天王寺(大阪市天王寺区)

聖霊会は聖徳太子(ウマヤド)の御忌にその聖霊をまつる法会で、4月22日、大阪府大阪市天王寺区の四天王寺で執行される。四天王寺舞楽とも。宮中舞楽・林家舞楽・南都楽所舞楽と並ぶ日本四大舞楽の一つ。

この法会は王朝時代の舞楽法要の姿を伝えているもので、古式豊かな舞楽が六時堂前の石舞台上で四隅に巨大な赤紙花の曼珠沙華を飾って舞われる。

惣礼伽陀、四箇法会儀式に織り交じりながら、「振鉾(えんぶ)」「蘇利古(そりこ)」「菩薩(ぽさつ)」「獅子」「迦陵頻(かりようびん)」「胡蝶」などの舞楽が舞われる。

四天王寺は、三方楽所の一つに数えられてきた由緒ある舞楽の伝承を持っており、明治初年に楽所を一つにして宮内庁楽部にした後も、その伝統を伝え残して現在に至っている。

保護団体名:天王寺舞楽協会
重要無形民俗文化財「聖霊会の舞楽」 - 聖徳太子の法会、王朝時代の古式豊かな舞楽
【関連記事】
大阪府の重要無形民俗文化財 - 都道府県別に整理