良縁、縁結びの定番は、神話の時代から連綿と続く出雲の古社
[住所]島根県松江市佐草町227
[電話]0852-21-1148

八重垣神社(やえがきじんじゃ)は、島根県松江市にある神社。『延喜式神名帳』にある「佐久佐神社(出雲国・意宇郡)」に比定される式内社(小社)の論社。出雲国意宇六社の一社で、近代社格は県社、現在は神社本庁の別表神社。出雲國神仏霊場第十四番。

素盞嗚尊稲田姫命を主祭神とし、大己貴命、および『出雲国風土記』意宇郡大草郷条で須佐乎命の子として記載される青幡佐久佐日古命(あおはたさくさひこ)を配祀する。

社伝によれば、素盞嗚尊がヤマタノオロチを退治した後、「八雲立つ出雲八重垣妻込みに八重垣造る其の八重垣を」と詠んで櫛稲田姫との住居を構えたという須賀(現在の雲南市大東町須賀)の地(須我神社)に創建され、後に、青幡佐久佐日古命が祀られる佐久佐神社の境内に遷座したという。

式内社「佐久佐神社」は当社の他、同市大草町の六所神社も論社。元慶2年(878年)に正五位上の神階を授かった。佐草氏が神職として奉仕し、近世には八重垣大明神と称された。

明治5年(1872年)、佐久佐神社は当社を合祀して郷社に列格し、明治9年(1876年)に県社に昇格した。明治11年(1878年)に現社号に改称した。昭和56年(1981年)に神社本庁の別表神社となった。

社殿後方には「奥の院」が鎮座し、「鏡の池」と呼ばれる神池や「夫婦杉」と呼ばれる二本の大杉、「連理の椿」がある。「鏡の池」は稲田姫命が、素盞嗚尊に勧められ、この社でヤマタノオロチから身を隠している間、鏡代わりに姿を映したと伝えられるもので、良縁占い(銭占い)が行われることで知られる。

社務所で売られている薄い半紙の中央に、小銭を乗せて池に浮かべると、お告げの文字が浮かぶという手法。紙が遠くの方へ流れていけば、遠くの人と縁があり、早く沈めば、早く縁づくといわれる。このため、軽い1円玉を使うのを避け、10円もしくは100円で占いを行う。また、紙の上をイモリが横切って泳いでいくと、大変な吉縁に恵まれるという。

重要文化財として、板絵著色神像(本殿板壁画)3面がある。例祭日は10月20日。5月3日の身隠神事は、ヤマタノオロチ退治の際に稲田姫命が奥の院に身を隠したという社伝に因むもので、本殿から奥の院の夫婦杉に向かって神輿による神幸行列が行われる。この行列を見ると良縁に恵まれるという言い伝えがある。12月15日に還幸祭が行われる。

なお、当社の元宮とされるものに、奥出雲町の伊賀武神社の境内社で同名神社がある。

【ご利益】
特に「縁結び」 夫婦和合、授児、安産、厄難除、災難除(出雲國神仏霊場
八重垣神社 - 良縁、縁結びの定番は、神話の時代から連綿と続く出雲の古社
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