神宮の祭祀で用いる米を作る場所、付近は元伊勢「矢田宮」伝承地
[住所]三重県伊勢市楠部町乙1011
[電話]0596-24-1111 - 神宮司庁

神宮神田(じんぐうかんだ)は、三重県伊勢市楠部町にある神田。伊勢の神宮(伊勢神宮)の御料地の一つ。地図は神宮神田事務所。

神宮にて1年間に行われる祭祀の御料の粳米(うるちまい)と糯米(じゅまい=もち米)が、五十鈴川の水を使って清浄に育てられる場所。

その年にとれた新米は、神嘗祭を始めとする祭典で天照大神に奉られる。起源は、倭姫命が定めたと伝えられ、大御刀代(おおみとしろ)、または、御常供田(みじょうくでん)とも。

5月中旬に伊勢神宮の御田祭(いせじんぐうのおみた)と呼ばれる御田植神事が行われる。

付近には、『倭姫命世記』に記載のある、元伊勢矢田宮(やだのみや)」に比定されている「口矢田ノ森」がある。

そもそもが伊勢神宮の皇大神宮(内宮)の元宮跡。矢田宮跡自体には特に社などはなく、その場所に行こうと思えば、極めて狭い山道をかなり歩かなければならない。

周囲の散策には問題ないが、御料地は自由に拝観できないため、神宮神田の見学などについては、事前に問い合わせをする必要がある。

【ご利益】
食の安全、食育、五穀豊穣
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