元伊勢「桑名野代宮」の伝承地、長島一揆か関ヶ原の戦いの千人塚も
[住所]三重県桑名市多度町下野代3073
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野志理神社(のじりじんじゃ)は、三重県桑名市多度町にある神社。御祭神は天照大神。境内に長島一揆の犠牲者とも関が原の合戦の敗者とも諸説伝わる千人塚がある。

『延喜式神名帳』にある「野志里神社(伊勢国・桑名郡)」に比定される式内社(小社)。

『皇太神宮儀式帳』『倭姫命世記』にある、天照大神を奉斎した倭姫命が4年間滞在した元伊勢桑名野代宮」伝承地の一つ。伊勢の神宮(伊勢神宮)の皇大神宮(内宮)の元宮の可能性がある。

第11代垂仁天皇は、皇女倭姫命を御杖代(みつえしろ)と定め、姫はアマテラスの御神霊と御神璽を持ち、新たに清浄な鎮座地を求め、大和の笠縫邑(かさぬいのむら)を離れた。

その後、伊賀・近江・美濃・尾張などの各地を巡幸、伊勢国の野代の里に還御した。その旧跡が当社。その時代にはもう少し川寄りにあったと言われている。

建御雷神天兒屋根命経津主神、姫神、大山咋神、速玉之男神、事解之男神、八街比古神・八街比売神・衝立久那戸神火之迦具土神・火之夜芸速男神・火之炫毘古神品陀和気命大山津見神宇迦之御魂神白山比売神が合祀されている。

元伊勢「桑名野代宮」の伝承地は他に、神館神社(三重県桑名市大字江場)、尾野神社(三重県桑名市大字東方)がある。

【ご利益】
開運、厄祓い
野志理神社 - 元伊勢「桑名野代宮」の伝承地、長島一揆か関ヶ原の戦いの千人塚も
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