7月31日、九頭龍伝説が今に残る、芦ノ湖畔にある源頼朝ゆかりの古社
[住所]神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80-1
[電話]0460-83-7123

箱根神社(はこねじんじゃ)は、神奈川県足柄下郡箱根町にある神社。近代社格では国幣小社、現在は神社本庁の別表神社。かつては箱根権現、三所大権現とも称された。参拝すれば、御朱印を頂ける。当社や箱根の風景をあしらったオリジナル御朱印帳がある。

御祭神は箱根大神。瓊瓊杵尊(ニニギ)、木花咲耶姫命(サクヤ)、彦火火出見尊(山幸彦)の三柱の父母子の総称。奥宮には造化の三神、天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)、高皇産巣日之神(タカミムスヒノカミ)、神皇産巣日之神(カミムスヒノカミ)が祀られている。

六国史や延喜式神名帳には見えないが、古代よりの山岳信仰の霊地であった。『筥根山縁起』によれば、第五代孝昭天皇の時代、聖占仙人が駒ヶ岳を神体山として神仙宮を開いたのに始まる。

天平宝字元年(757年)、万巻上人が現在地に里宮を創建して、僧・俗・女の三体の神を箱根三所権現として祀ったと伝える。駒ヶ岳山頂には箱根元宮が、昭和39年(1964年)に堤康次郎の寄進によって再建された。以来、奥宮として登拝者を集めている。

社宝の『箱根権現絵巻』には、天竺斯羅奈(しらな)国・波羅奈国の姫君と王子が日本に来て箱根三所・伊豆二所両権現となったという伝承が掲載されている。

『吾妻鏡』には石橋山の戦いで敗れた源頼朝を当社の権現別当が助けたとの記事があり、以降、関東の武家の崇敬を受けるようになった。当社と、やはり頼朝ゆかりの伊豆山神社(静岡県・熱海市)を参拝することを源頼朝二社詣といい、さらに三嶋大社(静岡県・三島市)にも参拝することを源頼朝三社詣という(源頼朝詣)。

豊臣秀吉の小田原征伐の際に焼失したが、徳川家康が社領200石と社地不入の朱印状を寄せ、社殿を再建した。長らく別当寺の金剛王院東福寺が箱根権現の中核であったが、明治の神仏分離の際に別当は還俗して神職となり、箱根神社に改称。昭和3年に国幣小社に昇格した。

例祭日は7月31日が宵宮・湖水祭、8月1日が例大祭。湖水祭は、奈良朝の昔、万巻上人が九頭の毒龍を調伏し、湖の主・水の神として斎い鎮め奉り、龍神祭をはじめた故事に倣い、毎夏執り行われる伝統の水恩感謝の祭り。つまり九頭龍伝説にちなむものであり、当社と付近の九頭龍神社の緊密な関係の由来ともなっている。

現在では、湖水祭・例大祭を中心に芦ノ湖夏祭りウィークとして、7月31日から8月6日まで、一週間にわたるる祭典行事が芦ノ湖を巡って執り行われる。

【ご利益】
武運、勝運。頼朝ゆかりの縁結び、恋愛成就。家内安全、商売繁盛など(公式HP
箱根神社 - 7月31日、九頭龍伝説が今に残る、芦ノ湖畔にある源頼朝ゆかりの古社
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『日本の神社 27号 (三嶋大社) [分冊百科]』 - 源頼朝が参拝繰り返して祈願した古社
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箱根神社の御朱印