日本遺産(平成27年度)
国境の島 壱岐・対馬 ~古代からの架け橋~
代表自治体:長崎県
関連自治体:長崎県(対馬市、壱岐市、五島市、新上五島町)

日本本土と大陸の中間に位置することから、長崎県の島は、古代よりこれらを結ぶ海上交通の要衝であり、交易・交流の拠点であった。

特に朝鮮との関わりは深く、壱岐は弥生時代、海上交易で王都を築き、対馬は中世以降、朝鮮との貿易と外交実務を独占し、中継貿易の拠点や迎賓地として栄えた。

その後、中継地の役割は希薄になったが、古代住居跡や城跡、庭園等は当時の興隆を物語り、焼酎や麺類等の特産品、民俗行事等にも交流の痕跡が窺える。

国境の島ならではの融和と衝突を繰り返しながらも、連綿と交流が続くこれらの島は、国と国民と民の深い絆が感じられる稀有な地域である。

原の辻遺跡(長崎県・壱岐市)などが構成文化財。
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【関連サイト】
「国境の島 壱岐・対馬 ~古代からの架け橋~」日本遺産認定!! - 対馬観光物産協会ブログ
国境の島 壱岐・対馬 ~古代からの架け橋~ - 文化庁(PDF)、構成文化財など

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