熊本県立装飾古墳館が無償提供するデザインの一例
熊本県立装飾古墳館(山鹿市)は、県内に点在する全国最多195基の装飾古墳の中から、壁に描かれた文様などのデザインを厳選し、データを無償提供しています。○と△の組み合わせや、王冠を着け両手を上げる人などユニークなものばかり。シャツやバッジなど商品開発への積極的な活用を促進し、古墳巡りが好きな「古墳ガール」ら多くの人に親しんでもらうのが目的だと言います。産経新聞が報じています。画像はそのデザイン例(出典:熊本県立装飾古墳館)。

全国の古墳時代に豪族たちがこぞって築造した墓である20万基の古墳のうち、古墳の内部にある石棺や石室にレリーフや彩色で彩られた古墳を装飾古墳と言います。そのうち、30%が熊本県に集中しており、熊本県は知る人ぞ知る装飾古墳の里。

熊本県立装飾古墳館は、その熊本県の一つの特徴である装飾古墳を前面に打ち出した、装飾古墳専門の施設です。敷地内には熊本県最大級の前方後円墳(双子塚古墳)があり、館そのものも、前方後円墳の形を模しています。いわば古墳の聖地。

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