平成27年度 春季企画展「たわらもと2015 発掘速報展」 - 唐古・鍵考古学ミュージアム
奈良県の田原本町教育委員会は2015年4月16日、弥生時代を代表する環濠集落跡、同町の唐古・鍵遺跡で、弥生時代最大級の打製石剣が見つかったと発表しました。打製石剣は4月18日から始まる唐古・鍵考古学ミュージアム(同町阪手)の春季企画展で公開されると言います。奈良新聞が報じています。画像は今回の平成27年度春季企画展「たわらもと2015 発掘速報展」の紹介ページ(出典:唐古・鍵考古学ミュージアム

今回の展示では、唐古・鍵遺跡から出土した弥生時代最大級の打製石剣、ほぼ完全な形のヒョウタン、そのほか弥生時代の墓に供えられた大形壷(佐味遺跡)、都城域外ではほとんど出土しない須恵器三耳壷(羽子田遺跡)などを初公開するとのことです。

会期は平成27年4月18日(土)から5月24日(日)まで、月曜休館(ただし、5/4(月)は開館、5/7(木)は休館)5/5(日)の子どもの日は、中学生までの子ども(無料)と同伴で来館した保護者は、常設展・企画展ともに無料となるといいます。

開館時間は9:00から17:00まで、入館は16:30まで。詳しくはこちらから。

関連して、平成27年5月9日(土)13:30から、田原本青垣生涯学習センター1階の視聴覚室で無料の報告会と講演会が行われます。定員は80名、事前申込み不要、当日先着順。

報告会(13:30~14:30)…清水琢哉(田原本町文化財保存課調査係長)氏
「平成25・26年度の発掘調査成果について」

講演会(14:40~16:10)…廣瀬時習氏(大阪府立近つ飛鳥博物館総括学芸員)氏
「弥生・古墳時代を彩るアクセサリー ―大和における玉と玉生産― 」