神宮125社、内宮・別宮 月讀宮に対応してツクヨミの荒魂を祀る
[住所]三重県伊勢市中村町742-1
[電話]0596-24-1111 - 神宮司庁

月讀荒御魂宮(つきよみあらみたまのみや、月読荒御魂宮)は、三重県伊勢市中村町にある神社。

伊勢の神宮(伊勢神宮)、神宮125社の一社で、皇大神宮(内宮)の別宮の一社。伊勢神宮125社めぐりの中で五十鈴川めぐりの一社。内宮の別宮・月讀宮の境内にある。

月讀宮の境内には神明造の社殿が四つ並ぶ。向かって右(東)から当宮、月讀宮、伊佐奈岐宮伊佐奈弥宮

参拝は月讀宮-当宮-伊佐奈岐宮-伊佐奈弥宮の順が正しいとされる。また、内宮末社である葭原神社がある。

御祭神は月讀尊荒御魂(つきよみのみことのあらみたま)。

御祭神が月讀尊と関係するものに、内宮の別宮・月讀宮、外宮の別宮である月夜見宮、内宮の摂社である川原神社、外宮の摂社である高河原神社があるが、同一境内にある月讀宮の御祭神と対をなすものと考えられる。

第50代桓武天皇の御世、延暦23年(804年)の大神宮儀式帳に「月讀宮一院、正殿四区」とあり、月讀宮などとともに一囲の瑞垣内に祀られていたと記されている。

当宮を含む別宮4社あわせて「月讀宮」と呼ばれていた。第56代清和天皇の御世、貞観9年(867年)に伊佐奈岐宮と伊佐奈弥宮の宮号が与えられた。

第60代醍醐天皇の御世、延長5年(927年)の『延喜式』によれば、この時代には伊佐奈岐宮と伊佐奈弥宮に瑞垣をめぐらし一院とし、月讀宮と当宮が同様に一院となっていたとされる。

明治6年(1873年)より、4社とも個別の瑞垣を持つ現在の形になった。

平成26年(2014年)に解体された当宮の古材は、平成24年(2012年)に火災で本殿を焼失した栃木県足利市緑町の八雲神社へ譲られた。

この八雲神社は森高千里の楽曲『渡良瀬橋』で知られている。

【ご利益】
光華明彩しく、六合の内に照り徹らせり
月讀荒御魂宮 - 神宮125社、内宮・別宮 月讀宮に対応してツクヨミの荒魂を祀る
皇大神宮(内宮)別宮
序列1 荒祭宮 (伊勢市宇治)
序列2 月讀宮 (伊勢市中村町)
序列3 月讀荒御魂宮 (伊勢市中村町)
序列4 伊佐奈岐宮 (伊勢市中村町)
序列5 伊佐奈弥宮 (伊勢市中村町)
序列6 瀧原宮 (度会郡大紀町)
序列7 瀧原竝宮 (度会郡大紀町)
序列8 伊雑宮 (志摩市磯部町)
序列9 風日祈宮 (伊勢市宇治)
序列10 倭姫宮 (伊勢市楠部町)

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