奈良の高天原と天孫降臨の伝承地、地主神「高天彦」とは? 土蜘蛛伝承も
[住所]奈良県御所市北窪158
[電話]0745-62-3001

高天彦神社(たかまひこじんじゃ)は、奈良県御所市北窪にある神社。

『延喜式神名帳』にある「高天彦神社(大和国・葛上郡)」に比定される式内社(名神大社)。近代社格では村社。

奈良県南部の御所市高天。金剛山麓に広がる台地上に位置する。古くは葛城といわれた地域で、そこにそびえ立つ金剛山は、古くは高天山と言った。

金剛山の東から南に、順に当社、高天岸野神社高天佐太雄神社というように高天三座が並ぶ。高天三山とも。

付近は天上の神々が住んだ高天原の伝承地で、当社はその地に所在する。御祭神は葛城氏の祖神としての高皇産霊神。社殿後方の白雲峯(694メートル)を御神体とする。

本来は葛城の地主神で、金剛山の神霊である「高天彦」一座を祀ったともされる。

「高天彦」は不詳だが、名前から古事記にも登場する、タカミムスヒノカミともかかわりがある意味では深い謎の神であるアメノワカヒコを思わせる。

高天原の伝承地とする一方、御祭神の娘ヨロヅハタトヨアキツシヒメが、アマテラスの子アメノオシホミミに嫁ぎ産んだ子ニニギが、アマテラスと御祭神の指示に従って降臨した地ともされる場合がある。

参道の両側には杉の古木が立ち並び、神さびた雰囲気を漂わせる。江戸時代初頭までは、この地が高天原だと考えられていた。現在でも、全国からの参拝客があるという。

社殿の左脇には土蜘蛛を埋めた跡とされる蜘蛛塚がある。『古事記』にも記される土着豪族集団としての土蜘蛛の霊を祀るものと思われる。

近辺にはほかにも蜘蛛窟と呼ばれる土蜘蛛の史跡があり、土蜘蛛及びそれを滅ぼした側の祭祀跡としても知られている。

13 現在は市杵嶋姫命菅原道真も御祭神として祀られている。後世の合祀と考えられ、弁才天的要素が強いと思われるが、イチキシマヒメは御祭神にとって婿アメノオシホミミの妹に該当する。

現在、この神社は高鴨神社(奈良県・御所市)の神職が管理している。当社のお守りや御札なども高鴨神社で授かることができる。

高鴨神社の御祭神はアメノワカヒコと瓜二つとされた、オオクニヌシの子であるアヂスキタカヒコネである。

当社は漫画『夢幻伝説タカマガハラ』の舞台の一つに設定されている神社でもある。(アニメ聖地の神社

【ご利益】
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高天彦神社 - 奈良の高天原と天孫降臨の伝承地、地主神「高天彦」とは? 土蜘蛛伝承も
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