茅原大墓古墳で2011年に出土した盾持ち人埴輪(はにわ)
人物をかたどった国内最古の「盾持ち人埴輪(はにわ)」の出土で知られる奈良県桜井市の国史跡・茅原大墓古墳(帆立貝式前方後円墳、全長約86メートル)について、市教委が過去の発掘調査などをまとめた報告書を刊行しました。同古墳について、「地域の首長墳であることに加え、古墳時代の政権勢力が変わっていく様子を体現する貴重な資料」と位置付けていると言います。毎日新聞が報じています。写真は盾持ち人埴輪(出典:桜井市)。

2008年からは史跡整備に先立ち、市が毎年調査しており、2011年には盾持ち人埴輪が出土し大きく話題となりました。その後も調査が続けられ、2013年には墳丘の地中探査も行っています。

報告書は桜井市立埋蔵文化財センター(同市芝)で販売しています。限定200部で、一部2500円(税込み)。お問い合わせは市文化財協会まで、電話:0744-42-6005。