平安京の南方守護、「方除の大社」として有名な古社 「曲水の宴」も
[住所]京都府京都市伏見区中島鳥羽離宮町7
[電話]075-623-0846

城南宮(じょうなんぐう)は、京都府京都市伏見区にある神社。「方除の大社」として知られている。近代社格では府社

現在は境内摂社に真幡寸神社があり、『延喜式神名帳』にある「真幡寸神社二座(山城国・紀伊郡)」に比定される式内社(小社)。

当宮の御祭神は、息長帯日売命、八千歳神(大国主神)、国常立尊を祀る。

この地にあった式内社「真幡寸神社」に、神功皇后の三韓征伐の際に船上に立てた旗に、神功皇后と八千戈神のご神霊を添えて奉斎したのに始まると伝える。

平安遷都の際に国常立尊が併祀され、城(平安京)の南にあることから「城南神」と呼ばれた。

第72代白河天皇が鳥羽離宮(城南離宮)を造営し、その一部となったため、代々の天皇や上皇の行幸がしばしばあった。

また後代になると京都御所の裏鬼門を守る神となり、貴族の方違の宿所となり、方除けや厄除けの神としても信仰され、現在の「方除の大社」につながった。

応仁の乱などの戦乱で荒廃したが、江戸期になって復興。幕末の文久3年(1863年)には第121代孝明天皇の攘夷祈願の行幸があった。

新政府軍の掲げる錦の御旗の前に旧幕府軍が総崩れとなった、慶応4年(1868年)の鳥羽・伏見の戦いの主戦場となったものこの地。

昭和40年(1965年)から平成22年(2010年)まで「とわのかけはし」という名の歩道橋が存在した。当宮が地元歩行者と参詣者の安全を確保するために私費で設置したもの。老朽化などに伴い撤去された。

近年では転居、旅行の厄除けから転じて交通安全の神としても広く信仰されており、毎年7月には自動車の茅の輪くぐりが行われる。

毎年春のしだれ梅や藤、秋の萩や菊などでも知られ、平安時代に宮中で行われた歌遊びを再現した「曲水の宴」も催されることで有名。

京都五社めぐりの一社であり、朱雀に擬せられる。なお、境内摂社に、やはり式内論社である飛鳥田神社がある。

【ご利益】
方除け、家内安全、商売繁盛、工事・転宅・旅行安全(公式HP
城南宮 - 平安京の南方守護、「方除の大社」として有名な古社 「曲水の宴」も
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