初代神武天皇の東遷の途中で戦死した神武長兄イツセが葬られた古社
[住所]和歌山県和歌山市和田438
[電話]073-471-1457

竈山神社(かまやまじんじゃ)は、和歌山県和歌山市にある神社。『延喜式神名帳』にある「竃山神社(紀伊国・名草郡)」に比定される式内社(小社)。

近代社格では官幣大社、現在は神社本庁の別表神社。参拝すれば、「肇國宏遠」(教育勅語の一節)が入った御朱印を頂ける。

『古事記』において、初代神武天皇の長兄の五瀬命が東遷の最中に負傷して死亡した際、葬られたのが竈山。

当社はその彦五瀬命の神霊を祀る神社であり、本殿の背後には彦五瀬命の墓と伝える宮内庁治定墓「竈山墓」(かまやまのはか)がある。よって、創建は神武東遷期となる。

当社は明治初期まで小社であったが、戦前の国家神道の発展に伴って最高の社格である官幣大社に位置づけられ、社殿などが整備された。また境外摂社として、式内社(名神大社)である静火神社を所管する。

配祀神として、左脇殿には主祭神の兄弟である稲飯命御毛入沼命、神日本磐余彦命(かむやまといわれひこのみこと)、つまり神武天皇を祀る。

右脇殿には神武東遷に従軍した、高倉下命、可美眞手命、天日方竒日方命、天種子命、天富命、道臣命大久米命椎根津彦命頭八咫烏命を祀る。

明治まで代々神職にあった鵜飼家(うがいけ)は、古事記の神武東遷の際、吉野に国津神としてあらわれる贄持之子を祖とするという。

毎年10月13日が例祭であるほか、主祭神の命日と伝わる5月8日に雄叫祭(おたけびさい)が斎行される。

境外社に式内社の静火神社がある。鳴神社などを兼務している。

また、和歌山市内にある当社と日前神宮・國懸神宮伊太祁曽神社に参詣することを「三社参り」と言う。

【ご利益】
不慮の戦死ということから、災厄除去、交通安全、満願成就などが考えられるか。
竈山神社
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『日本の神社全国版(78) 2015年 8/11 号 [雑誌]』 - 丹生都比売神社、竈山神社、伊太祁曽神社
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竈山神社の御朱印