境内に溢れる男根で有名な子宝、子授けの、実は由緒正しい古社
[住所]新潟県岩船郡関川村大字上関
[電話]0254-64-1478 - 関川村観光協会

雲母神社(きらじんじゃ)は、新潟県岩船郡関川村にある神社。

昭和32年(1957年)、雲母の温泉が出て、旅館が次々に建設された。雲母温泉の誕生である。その後、渡辺儀右衛門家の金刀比羅宮を移築し、あわせて建設時に発見された道祖神を合祀、昭和37年(1962年)、当社が誕生する。

渡辺儀右衛門家は当地の渡辺家四代目。延宝年間(1673-1680年)に讃岐国・金刀比羅宮より金毘羅大権現(オオモノヌシと崇徳天皇)を勧請し、その後宝暦年間の大洪水で被害を受けて再建、道程内に鎮座していた。

一方、旅館である銀水閣建設の際に、陰陽石からなる道祖神が発見される。道祖神は道路の悪霊を防ぎ、行人を守護し、陰陽石は男女の和合、子宝の印。あまり注目されないが、金毘羅大権現、特にオオモノヌシは「寝取り」の名人でもあり、SEXに縁が深い。

昭和52年(1977年)には倒壊寸前となり、地元の人が呼び掛けて再建。現在では境内に至る所に男根を模した数々の造形物や奉納物が溢れ、狛ちんこ、手水舎はちんこの形をするなど、ユニークな神社として生まれ変わっており、健康な子どもが生まれるようにと、遠方からも参拝客が訪れるようになっているという。

【ご利益】
子宝、男女和合
境内至る所に男根 - 雲母神社
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