承久の乱で配流された三天皇が御祭神、石川五右衛門にもゆかり
[住所]大阪府三島郡島本町広瀬3-10-24
[電話]075-961-5151

水無瀬神宮(みなせじんぐう)は、大阪府三島郡島本町にある神社。近代社格では官幣大社、現在は神社本庁の別表神社。第82代後鳥羽上皇、第83代土御門天皇、第84代順徳天皇を祀る。

承久の乱で隠岐に流されそこで崩御した後鳥羽上皇の遺勅に基づき、仁治元年(1240年)、藤原信成・親成親子が後鳥羽天皇の離宮水無瀬殿の跡に御影堂を建立し、上皇を祀ったことに始まる。

隠岐には御火葬塚や隠岐神社がある。

明応3年(1494年)、後土御門天皇が隠岐より後鳥羽上皇の神霊を迎え、水無瀨宮の神号を奉じた。江戸時代まで仏式で祀られていたが、明治時代に神式に改められ、水無瀨宮に改称した。

後鳥羽天皇と同じく承久の乱により配流されてそこで崩御した土御門天皇、順徳天皇の神霊を配流地から迎えて合祀した。昭和14年(1939年)に神宮号の宣下があり、現社名に改称された。

鎌倉時代の似絵の代表作で、『吾妻鏡』に記載があるという「紙本著色後鳥羽天皇像」、暦仁2年(1239年)、隠岐に流されていた後鳥羽上皇が崩御の13日前に書いた自筆の遺言状「後鳥羽天皇宸翰御手印置文」が国宝に指定されている。
 
桃山時代に建立された客殿、後水尾天皇より下賜されたと伝えられる江戸初期の数奇屋風書院である茶室(燈心亭)などが国の重要文化財に指定されている。

また境内には、環境庁認定「名水百選」に選ばれた「離宮の水」がある。

石川五右衛門が祀られている名刀を盗みに入ろうとしたものの、神威により退散せざるを得なかった、という説話が残る薬医門造である、神門と、その時に五右衛門が残したとされる手形が残ってる。

【ご利益】
文武両道、安産(2015/3/15電話取材
水無瀬神宮 - 承久の乱で配流された三天皇が御祭神、石川五右衛門にもゆかり
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『日本の神社全国版 2015年 3/31 号 [雑誌]』 - 枚岡神社、水無瀬神宮、阿部野神社
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水無瀬神宮の御朱印