西都原古墳群の位置図、北側の赤い部分が第3古墳群
宮崎県の県立西都原考古博物館は2015年3月11日、国の特別史跡・西都原古墳群(西都市)にある前方後円墳・西都原265号墳(船塚古墳、全長58メートル)から、祭壇跡と、5世紀後半に作られたとみられる土器が見つかったと発表しました。読売新聞が報じています。画像は西都原古墳群の位置図、北側の赤い部分が第3古墳群(出典:特別史跡公園 西都原古墳群

西都原265号墳、船塚古墳は西都原古墳群の北側に位置し、86基の古墳を有する第3古墳群にある前方後円墳で、第3古墳群の中では唯一の前方後円墳であって、大正時代の発掘調査により、6世紀、古墳時代後期の築造と考えられてきました。

今回見つかった祭壇跡は、西都原265号墳の中央部にある墳丘から「造り出し」と呼ばれる縦横5メートル以上の区画。西都原古墳群では今まで「造り出し」が見つかっていたのは女狭穂塚のみで、今回が二例目になるということです。

そして、同じ場所で発見された土器が、5世紀後半のものとみられる土師器の一部で、長さ約8センチ。造り出しにおける祭祀に用いられたと考えられているようです。

3月14日午前10時と同11時の2回、現地説明会が開催されるといいます。お問い合わせは県立西都原考古博物館まで、電話:0983-41-0041まで。

日本最大の古墳群と呼ばれる、西都原古墳群の全容解明につながる、といえば大げさかもしれませんが、その一端に触れられるかもしれない機会となりそうです。

【関連記事】
[動画]『古事記ガール 日向路を旅する4』 - 西都原古墳群から、海幸・山幸の説話へ
北郷泰道『古代日向・神話と歴史の間』 - 男狭穂塚・女狭穂塚の被葬者は?