安中中宿の燈籠人形 - ぐんま地域文化マップ
安中中宿の燈篭人形(あんなかなかじゅくのとうろうにんぎょう)
種別1:民俗芸能
種別2:渡来芸・舞台芸
公開日:不定期
指定日:1977.05.17(昭和52.05.17)
都道府県:群馬県
所在地:安中市中宿地区

安中中宿の燈籠人形とも。群馬県安中市中宿地区に伝わる、明暦2年-3年(1656年-1657年)頃から始められたとされる、諏訪神社の例祭の際に行われていた農民芸能。

舞台は間口約7メートル、奥行約8メートルの掛小屋で、前方に約1.4メートルの勾欄幕をはる。人形は割竹の簡単な骨組に西ノ内紙の衣裳を着せる。

人形の全長は60-90センチで、胴の中に回転式の豆カンテラをつける。この光が人形の胴を明るく浮き立たせる。

開幕は口上読みの声から始まり、まず「三番叟」、つづいて「馬乗り小僧」(曲馬)、「俵小僧」、「清姫綱渡り」が糸操りで演じられる。

安中に伝わる灯籠人形は人形芝居の一つで、独特の操法を有し、芸能の変遷の過程を示すとともに地域的特色を示す。

保護団体名:中宿糸繰燈篭人形保存会
重要無形民俗文化財「安中中宿の燈篭人形」 - 群馬の諏訪神社例祭の際の農民芸能
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