対馬市にある複数の式内社の論社、神功皇后ゆかり、のち祭神はトヨタマに
[住所]長崎県対馬市峰町木坂247
[電話]0920-83-0137

海神神社(かいじんじんじゃ)は、長崎県対馬市にある神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

『延喜式神名帳』にある「和多都美神社(対馬国・上県郡)」に比定される式内社(名神大社)の論社。

式内社としては他に「和多都美御子神社」(名神大社)、「胡禄神社」「胡禄御子神社」(小社)の論社でもある。

歴史的な一宮としての対馬国一宮の論社で、「全国一の宮会」に加盟している。近代社格では国幣中社、現在は神社本庁の別表神社

社伝によれば、神功皇后が三韓征伐からの帰途、新羅を鎮めた証として旗八流を上県郡峰町に納めたことに由来する。

旗は後に現在地の木板山(伊豆山)に移され、木坂八幡宮と称された。また、第16代仁徳天皇の時代、木坂山に起こった奇雲烈風が日本に攻めてきた異国の軍艦を沈めたとの伝承もある。

中世以降は、八幡本宮とも、下県郡の下津八幡宮(現 厳原八幡宮)に対して上津八幡宮とも称された。

明治3年(1870年)、式内社と同名の和多都美神社に改称。翌明治4年(1871年)5月、国幣中社に列格する際に、御祭神を八幡神から豊玉姫命に改め、同年6月に現社号に改称。

主祭神は豊玉姫命(初代神武天皇の祖母)、配祀神は彦火火出見命(主祭神の夫で、神武の祖父)、宗像神、道主貴神、鵜茅草葺不合命(主祭神の子、神武の父)。

対馬国一宮の論社は他に、厳原八幡宮があるが、厳原八幡宮は当社を勧請して創建されたともされ、厳原八幡宮自身、現在一宮を称しておらず、実際には当社が対馬国一宮だと考えられる。

神社の南にある集落は、穢れを忌む意識が強く、家屋は川の北側にあって、女性は出産に際しては川の南側に移って小屋の中で出産し、産後しばらく忌が開けるまで滞在したという。

『古事記』におけるトヨタマの逸話と似ている面もあるのは偶然か。

2012年、長崎県対馬市で仏像が韓国人に盗まれる事件が発生した際に被害に遭った寺社の一つ。盗まれたのは国指定重要文化財「銅造如来立像」。

被害に遭ったのは他に、観音寺(長崎県指定有形文化財「観世音菩薩坐像」)と多久頭魂神社(長崎県指定有形文化財の「大蔵経」)。

2015年7月、韓国側が「銅造如来立像」を返還することを決めたという。盗んでおいて謝罪もなく、なぜ上から目線なのか、よく分からないが。

なお、式内社「和多都美神社」「和多都美御子神社」の論社は他に、豊玉町仁位和宮の和多都美神社がある。

「和多都美御子神社」の論社にはさらに、豊玉町仁位桜町の和多都美御子神社、上対馬町琴の胡簶神社がある。

胡簶神社は琴の胡簶御子神社とともに、「胡禄御子神社」「胡禄神社」の論社であり、「胡禄御子神社」の論社は他に上対馬町芦見の能理刀神社がある。

【ご利益】
海上・交通安全、夫婦円満、家内安全など
海神神社 - 対馬市にある複数の式内社の論社、神功皇后ゆかり、のち祭神はトヨタマに
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海神神社の御朱印