日光三山を神体山とするオオクニヌシファミリーを祀る古社
[住所]栃木県日光市山内2307
[電話]0288-54-0535

二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)は、栃木県日光市にある神社。宇都宮市の二荒山神社(宇都宮二荒山神社)との区別のために、地名を付して「日光二荒山神社」と呼ばれる。

『延喜式神名帳』にある「二荒山神社(下野国・河内郡)」に比定される式内社(名神大社)の論社。歴史的な一宮としての下野国一宮で、近代社格では国幣中社、現在は神社本庁の別表神社「全国一の宮会」に加盟している。

古くは本宮(本宮神社)・女体中宮(瀧尾神社)とともに、日光三社権現とも呼ばれ、隣接する日光東照宮などとともに、ユネスコの世界文化遺産「日光の社寺」の構成資産の一つとして登録されている。

紅葉の名所としても知られ、10月末から11月初めにかけてはライトアップも行われる。

関東平野北部、栃木県北西に立つ日光連山の主峰・日光三山(男体山、女峯山、太郎山)を神体山として祀る神社で、日光の社寺最奥に鎮座する本社、中禅寺湖畔の中宮祠、男体山山頂の奥宮からなる。

男体山の御祭神は大己貴命で父、女峯山の御祭神は田心姫命で母、太郎山の御祭神は味耜高彦根命で子。オオクニヌシファミリ(の一派)ということになる。

霊場としての日光の始まりは、下野国の僧・勝道上人(735年-817年)が北部山岳地に修行場を求め、大谷川北岸に766年(天平神護2年)に紫雲立寺(現在の四本龍寺の前身)を建てたことに始まる。

当社の創建は、上人が神護景雲元年(767年)、二荒山(男体山)の神を祭る祠を建てたことに始まる。この祠は現在、当社の別宮となっている本宮神社。

上人は延暦元年(782年)、二荒山登頂に成功し、そこに奥宮を建てて二荒修験の基礎を築いた。その後、神仏習合の霊場として栄えることとなった。

国宝に鎌倉時代の「小太刀 銘来国俊・黒漆蛭巻太刀拵」、南北朝時代、1366年(貞治5年)の作である「大太刀 銘備州長船倫光貞治五年二月日 附:野太刀拵」がある。本社本殿などをはじめ、多くの重要文化財がある。

参拝すれば、御朱印を頂ける。「日光のだいこく様」などとある当社そのものの他、現在は当社の別宮である本宮神社・滝尾神社など、10種類ほどが用意されている。

なお、宇都宮二荒山神社も「二荒山神社(下野国・河内郡)」の論社で、下野国一宮を主張している。

【ご利益】
縁結び・福の神、家内安全(公式HP
二荒山神社(日光市) - 日光三山を神体山とするオオクニヌシファミリーを祀る古社
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二荒山神社(日光市)の御朱印