・所在地:奈良県北葛城郡河合町佐味田

大王(オオキミ)墓候補

・時 期:4世紀後半~5世紀初
・時 代:古墳時代前期
・形 状:前方後円墳
・特 徴:-
・指 定:国の史跡

【概要】
古墳時代前期後半、4世紀半ばから5世紀にかけて築造された、馬見古墳群の中で最初期にあたる前方後円墳。国の史跡。墳丘は前方部を北東に向け全長111.5メートル、後円部直径60メートル。濠は確認されていない。

1882年(明治14年)に約36面の銅鏡が出土、その中に家屋文鏡(かおくもんきょう)と呼ばれている直径22.9センチの大型鏡があった(宮内庁書陵部蔵)。

その鏡の文様は、この古墳に葬られた人々の居館を構成する家屋を表現したもので、それらの家屋は、まつりごと(祭事・政事)や4世紀ごろの地域の首長の日常生活に使用されていたものと考えられている。

この発掘で出土した遺物は他に、玉類、石釧、鍬形石、石製合子、滑石制模造品、銅鏃、巴形銅器、刀子、剣、斧、鑿など総数140点。埋葬施設は粘土槨、その周囲に礫を埋めた排水溝を巡らせていたと推測されている。
佐味田宝塚古墳(奈良県・河合町) by Googleアース - ぶっちゃけ古事記
【関連サイト】
佐味田宝塚古墳 - Wikipedia