・刊行:1977/8
・著者:伴信友、(編集)国書刊行会
・出版:ペリカン社

・『伴信友全集 (1977年)』をアマゾンで購入

伴信友(ばん のぶとも、1773年3月17日(安永2年2月25日) - 1846年12月2日(弘化3年10月14日))は、江戸時代の国学者。本書はその全集で、邪馬台国や卑弥呼について触れた『中外経緯傳草稿』を含む。

本居宣長以来、根強くなった邪馬台国九州説に対して、所在地を大和であると主張。大和説の復活である。卑弥呼は姫子(ひめこ)を魏使が聞き誤ったもので、神功皇后のことである、とした。

また、邪馬台国は大和の国のことだが、魏使は大和まで来ておらず、伊都国王あたりが応対し、その伝聞で倭人伝が書かれている、と指摘。一大率とは、後の御世に聞こえる筑前の大宰府とした。

金印についても考証し、第十一代垂仁天皇が派遣したタジマモリについて言及している。

【目次】
第1 神名帳考證
神名帳考證土代附考
第2 神社私考
瀬見小河
験の杉
八幡考
蕃神考
正卜考
中臣祓詞要解
神璽三辨
鎮魂傳
大刀契考
長谷寺多寶塔銘文 ; 長谷寺縁起剥僞
上野國三碑考
第3 竹榮秘抄
宇知都志麻
高橋氏分考注
松の藤靡
残櫻記
荒山大捷之碑
中外経緯傳草稿
仮字の本末
應聲考
第4 比古婆衣
長等の山風
長等の山風附録
第5 宝鏡秘考
倭姫命世記考
佛神論
方術源論 一名 方術考説
周易私論 原名 易占辨
論鬼新神論草稿
若狭舊字考
弓矢古義推考
麻々伎考
鞆考補證
神楽歌考
古詠考
表章伊勢日記附證
動植名彙

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