大和政権や朝鮮半島とのつながりをうかがわせる大量の副葬品を納めた古墳時代中期末-後期初頭(5世紀末~6世紀初頭)の首長級の墓が見つかった宮崎県えびの市の島内地下式横穴墓群で2015年1月25日、調査速報説明会が開かれました。宮崎、鹿児島両県のほか、福岡県などから考古学ファン約800人が訪れ、古代のロマンに思いをはせたと言います。西日本新聞が報じています

島内地下式横穴墓群は、古墳時代の100基以上の墓が確認されており、山間部における甲冑の出土地として周知され、その保存状態が極めて良好な例もある重要な遺跡。平成6年の早魃で、地下の火山灰を収縮させ、約lメートル間隔で地表下lメートル位まで地割れをおこし、4基の玄室の天丼が自然陥没しました。

また農業機械の重みで37基の天丼が陥没し、緊急調査を実施。平成7年度前半にも6基の調査を行い、一連の調査で短甲2領・冑 1鉢のほか蛇行剣7本、骨鏃100本以上など、質量ともに豊富な成果を得ています。

それらの出土物は国の重要文化財になっています。今回の発見はそれに勝るとも劣らない、単純に量だけ見れば数倍の規模のもの。何らかの指定の動きになってもおかしくないものです。

今後は出土物のさらに詳しい調査のほか、さらに未確認の遺物の出土もあり得るかもしれません。

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