邪馬台国はここだ―鉄と鏡と「倭人伝」からの検証 (1981年)
・刊行:1981/9
・著者:奥野正男
・出版:毎日新聞社

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考古学上の事実と文献解釈の見事な整合。

アカデミズムの“通説”の誤りを論破しつつ、筑後川上流北岸の邪馬台国へと読者を案内する著者の論旨にはいささかのよどみもなく、知的興奮を掻き立てる。

80年代最大の問題作。

吉野ケ里遺跡の謎―よみがえる邪馬台国 (新しい知性)』も含め、 奥野正男は邪馬台国をを「九州の福岡県博多、吉野ヶ里、甘木、朝倉」に比定。『考古学から見た邪馬台国の東遷 (1982年)』(管理人了)においては、邪馬台国の東遷説の研究史をまとめ、東遷説を主張している。

上記『考古学から見た邪馬台国の東遷』は、東遷説はもちろん、九州説全般についても、研究史や古墳を中心とした考古学的成果などが網羅されており、参考になる。

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