・刊行:1990/3
・著者:服部四郎
・出版:朝日出版社

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厳密な学術的手続きを踏み、「魏志倭人伝」の忠実かつ自然な読解、数次に渡る現地調査を通して、説得力ある「邪馬台国熊本市説」を提唱。

「日本学士院紀要」に発表した論文に多数の地図・写真を加え、大幅に加筆し、坂本太郎氏の邪馬台国説を批判するとともに、吉野ヶ里遺跡(佐賀県・吉野ヶ里町)の解釈についても新説を提起する。

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管理人了
極めて上から目線の書。結局何を言いたいのか、よく分からない、昔風の論説。

他者の説の批判をするのはよいと思うが、推論に推論を重ねた批判となりがちなのは古代史にはよくあることで、本書もそうなっているが、なのに、徹底的に他者を批判する、という頑なな姿勢は、読んでいても気持ちの良いものではない。