常呂遺跡群―先史オホーツク沿岸の大遺跡群 (日本の遺跡)
・刊行:2006/7
・著者:武田修
・出版:同成社

・『常呂遺跡群―先史オホーツク沿岸の大遺跡群 (日本の遺跡)』をアマゾンで購入

長さ4.8キロ、幅300メートルの海岸砂丘に縄文時代から擦文時代を経て、アイヌ文化期までの住居址が無数に広がる常呂の大規模集落遺跡(北海道・北見市)について、最新の発掘データをふまえながら通史的に解説する。

1 海・湖・川のある豊かな地域
・北辺の町
・二つの北海道遺産
・常呂の地名由来
・海の幸・川の幸

2 常呂遺跡群研究の展開
・常呂遺跡の発見
・史跡保護の原点
・東京大学文学部考古学研究室の調査
・常呂町の調査
・啓蒙・普及活動

3 史跡指定された集落遺跡
・栄浦第二遺跡・常呂竪穴群
・サロマ湖東岸地域の竪穴群
・岐阜台地西部地域の竪穴群
・常呂川右岸台地の竪穴群

4 地形変遷と気候変動に伴う遺跡の盛衰
・常呂最古の遺跡
・サロマ湖の古地理変遷と遺跡

5 続縄文文化拡大の視点
・続縄文前半の墓
・後北文化の集落

6 大規模集落の形成

7 オホーツク文化の盛衰と融合
・海洋民族の文化
・常呂町のオホーツク文化遺跡
・トビニタイ文化

8 アイヌ文化の遺跡

9 北方世界における常呂遺跡群

10 北方古代文化遺跡の整備事業
・ところ遺跡の森
・北方古代文化復元建物の完結
・エコミュージアム構想