卑弥呼の殺人 (ハルキ・ノベルス)
・刊行:2005/2
・著者:篠田秀幸
・出版:角川春樹事務所

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「邪馬台国はやはり北九州にあったのだ! その事実は他ならぬ『古事記』『日本書紀』も正面から認めている」―

古代史ミステリーを版元から依頼された築島龍一の前に、ファンタジー界の超人気女流作家・奈々村うさぎと卑弥呼の末裔と称する妖艶な女性が現れた。

彼女たちと北九州に取材に出掛けた築島の周りで、不可解な密室殺人が次々と起こるのだが…。

名探偵弥生原公彦が、古代史と連続密室殺人の謎に挑む、本格ミステリ―の書き下ろし長篇。

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松本清張高木彬光のそれぞれの説と両者の論争の評価を主軸に、吉田武彦の説なども踏まえたうえで、邪馬台国の北九州論を展開する。

弥生時代の国の起源の解明から論を進め、安曇族と宗像族という両渡来族の存在とその戦い、筑紫平野にいた東シナ海経由の熊襲との戦いなどを指摘、邪馬台国は女王国の首都機能を持つクニとして、筑紫平野を想定した。

戦いの進展に合わせて、筑紫平野の首都機能が移転するという説を展開、最初は朝倉・甘木地方にあったが、魏使が実際に倭にやって来たころは、山門郡にあって、戦略上重要だったはずの有明海の制海権に配慮していたとする。