美作国一宮だが、祭神の謎深まる 鏡作神、天糠戸神、石凝姥神とは
[住所]岡山県津山市一宮695
[電話]0868-27-0051

中山神社(なかやまじんじゃ)は、岡山県津山市一宮の神社。仲山大明神・南宮などとも。参拝すれば、御朱印を頂ける。

『延喜式神名帳』にある「中山神社(美作国・苫東郡)」に比定される式内社(名神大社)。歴史的な一宮としての美作国一宮。近代社格では国幣中社、現在は神社本庁の別表神社「全国一の宮会」に加盟している。

社名は現在「なかやま」と読むが、かつては「ちゅうぜん」「ちゅうざん」と音読みしていた。別称として仲山大明神、南宮とも。美作国二宮の高野神社、総社の美作総社宮とともに美作三大社の一社に数えられる。

主祭神は鏡作神(かがみつくりのかみ)、相殿神は天糠戸神(あめのぬかどのかみ)、石凝姥神(いしこりどめのかみ)。

以上は『中山神社縁由』に基づくものだが、『延喜式頭注』には大己貴命、『作陽誌』には吉備武彦命、『大日本史』『神祇志料』には吉備津彦命、他に金山彦命とするものも。『今昔物語集』や『宇治拾遺物語』では猿神としており、異説が多い。

以上に登場してきた神々をすべて一つのストーリーにまとめたものがこちら。非常に興味深い指摘。

しかし、以上にしても、やはり鏡作神、天糠戸神、石凝姥神そのものの正体は不明のまま。ニギハヤヒとの関係で語られる神々であり(参照)、美作分国の影響の大きさやその混乱などがあったものであろうか。

なお、当社は臼田甚五郎監修『日本神社一00選』に「日本神社100選補遺」として掲載されている。

【ご利益】
鍛金・冶工・牛馬守護、交通安全
中山神社 - 美作国一宮だが、祭神の謎深まる 鏡作神、天糠戸神、石凝姥神とは
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