・所在地:奈良県桜井市箸中667

・時 期:3世紀半ば
・時 代:古墳時代前期
・形 状:前方後円墳
・特 徴:-
・指 定:国の史跡

【概要】
ほけのやまこふん。古墳時代前期初頭の纒向型といわれるホタテ貝型の前方後円墳。纒向遺跡の一部を構成し、纒向古墳群(箸中古墳群とも)の一つとして国の史跡。現在、復元整備され一般公開されている。

全長約80メートル。後円部径約55メートル(約60メートルとも)の3段築成、前方部長約25メートル(約20メートルとも)、後円部高さ約8.5メートル、前方部高さ約3.5メートル。周濠幅約10.5-17メートル(西側のほうが広い)。

後円部の墳頂部中央から「石囲い木槨」が出土。大きな土壙内に内側の長さ約7メートル、幅約2.7メートル、高さ推定1.5メートル(現在約1.1メートル)の石室状の「石囲い」施設。

前方部裾葺石を一部除去して木棺を埋葬している。くびれ部に簡単な埋葬施設1基あり。

上記2つとは別に、主体部西側に横穴式石室がある。すでにあった墳丘を利用して6世紀末頃に営まれたものと考えられる。石室全長14メートル以上。玄室に組合式家形石棺。

大量の副葬品が出土している。被葬者は不明だが、大神神社豊鍬入姫命の墓としている。この古墳のすぐ西に、大神神社の摂社である檜原神社が、南に国津神社がある。

【関連サイト】
ホケノ山古墳 - Wikipedia