・所在地:京都府京丹後市久美浜町湊宮箱石
・経緯度:北緯35度65分09.80秒 東経134度94分68.65秒

・時 期:-
・時 代:縄文時代~中世 特に貨泉や明刀が出土
・形 状:0
・特 徴:-
・指 定:国の史跡

【概要】
史跡名としての、函石浜遺物包含地とも。

東西1キロ、面積約25ヘクタール。区域ごとに出土遺物に差異が認められる。縄文時代から中世にかけての遺跡。

特筆すべきは、中国の新王朝(西暦8~24年)の時に王莽が作った通貨、貨泉(かせん)が発見されていること。

また、周代、春秋晩期から戦国末期に燕で作られ、燕・斉・中山などで広く流通した明刀と呼ばれる通貨も出土している。

この発見により国史跡指定となった。京都府史跡勝地調査会報告によると、石鏃(せきぞく)、縄文土器、石剣、勾玉、管玉、貝塚などの出土が記載されている。

現在、海浜沿いは、砂丘状態で厳しい自然環境であるために海浜自然植生が見られ、内陸に入るにつれてクロマツ、ハイネズの自然植生に、人工的に防砂林として植林されたアカシアの林がひろがっている。

【関連サイト】
史跡 函石浜遺物包含地