・所在地:京都府京丹後市峰山町丹波110−3
・経緯度:北緯35度62分42.65秒 東経135度06分99.97秒

・時 期:紀元前3世紀~紀元前2世紀
・時 代:弥生時代前期-中期
・形 状:高地性集落
・特 徴:-
・指 定:-

【概要】
峰山町字杉谷・丹波・荒山の境に所在する。

昭和52年から10次の発掘調査が行われ、今から約2100年前の弥生時代の高地性集落跡が発見された。

最大の特徴として、環濠は馬蹄形に巡らされ、内堀の延長は850メートルに及び、両濠も幅約4~6メートル、深さ約2~4メートルと相当大規模なものであること。

この遺跡で見つかった遺物は大量の弥生土器の他、中国源流の「陶けん」や未製品玉作り資材、鉄斧(てっぷ)、鉄滓(てっさい)、ガラス塊などがあり、中国・朝鮮半島との交易を行い自らも物を作り出していた集団が存在したものと考えられている。

弥生前期末から中期初頭の比較的短期間の造営であり、この時期この地域に武力を伴う緊張関係があった証明と見られる。

【関連サイト】
扇谷遺跡 - 京丹後市指定文化財