古代史の謎は「海路」で解ける (PHP新書)
・刊行:2015/1/16
・著者:長野正孝
・出版:PHP研究所

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「魏志倭人伝」によると、卑弥呼の特使である難升米が洛陽まで約2000キロの航海を行なったという。

耶馬台国が畿内の内陸にあった場合、彼らは本当に対馬海峡を渡ることができただろうか。

またこの時代、瀬戸内海は航路が未開発であったため通ることができず、交易は主に日本海側で行われたと考えられる。

当時の航海技術や地形に基づき、海人の身になって丹後半島の遺跡に身に置けば、鉄と翡翠(ヒスイ)で繁栄する「王国」の姿が見えてくる……

さらに応神帝の「海運業」や「大化の改新」などの謎を、港湾や運河の建造に長年従事してきた著者が技術者の「知」で解き明かす。