日本最古の神社の一つ、守屋山北麓に鎮座、社殿多数が重文
[住所]長野県諏訪市中洲宮山1
[電話]0266-52-1919

諏訪大社・上社本宮(すわたいしゃ・かみしゃほんみや)は、長野県諏訪市にある神社。諏訪大社全体として、『延喜式神名帳』にある「南方刀美神社二座(信濃国・諏方郡)」に比定される式内社(名神大社)。

信濃国一宮。近代社格では官幣大社、現在は神社本庁の別表神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。 お問い合わせ電話は0266-52-1919。

諏訪大社は上社(かみしゃ)と下社 (しもしゃ)に分かれており、上社は当宮の他、前宮(まえみや)が、下社は秋宮(あきみや)、春宮(はるみや)がある。

上社と下社の社格に差異はない。諏訪大社上社として、「全国一の宮会」に加盟している。

創建の年代は不明だが、古事記に記載のある神話(国譲り・葦原中国平定)にちなむ、日本最古の神社の一つといわれるほど古くから存在する。

『梁塵秘抄』に「関より東の軍神、鹿島香取、諏訪の宮」と謡われているように軍神として崇敬された(関東三軍神)。

また中世に狩猟神事を執り行っていたことから、狩猟・漁業の守護祈願でも知られる。

社殿の四隅に御柱(おんばしら)と呼ぶ木柱が立っているほか、社殿の配置にも独特の形を備えている。

社殿は多数が重要文化財に指定されているほか、6年に一度(7年目に一度)催される御柱祭で知られる。関連して、塩尻市の小野神社ではその翌年に、6年に一度(7年目に一度)御柱祭が催される。

御祭神は上社本宮が建御名方神(たけみなかたのかみ)。上社前宮は八坂刀売神(やさかとめのかみ)で、タケミナカタの妻とされる。

赤石山脈北端の守屋山北麓に鎮座し、社殿6棟が国の重要文化財に指定され、社叢は落葉樹からなる自然林で県の天然記念物に指定されている。

元日の朝に当宮のみで蛙狩神事が行われる。まず御手洗川の川底を掘り返し、蛙を捕らえる。その後拝殿正面で矢を以てこの蛙を射抜き、生贄として神前に捧げ、宮司が祝詞を捧げ国家平安と五穀豊饒を祈願する。

4月15日には上社として、御頭祭、別名「酉の祭り」「大御立座神事(おおみたてまししんじ)」「大立増之御頭」が行われる。

中世には鹿の体全体が供され、江戸期にも鹿や猪の焼き皮と海草が串に刺さって飾られ、鹿の脳和えなどが供された。現在は剥製。

8月27日には上社として、御射山祭(みさやまさい)が行われる。中世には年4回八ヶ岳の裾野で巻き狩り祭を行い、御射山祭はその一環だった。現在この祭はずっと小規模になっている。

当社はもう一つの上社である前宮とともに北緯35度58分のライン上にある(正確には当社が北緯35度59分53.37秒、前宮が北緯35度59分28.08秒)が、そのライン上には自身を下したタケミカヅチが鎮座する茨城県鹿嶋市の鹿島神宮(北緯35度58分7.88秒)がある。

つまり、鹿島神宮は当社から見て真東に位置する。また、鹿島神宮などとともに日本列島を走る中央構造線のライン上に立地する神社の一社でもある。

海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦(退役)「しらね」、訓練支援艦「てんりゅう」の艦内神社に分祀していたという。

【ご利益】
生命の根源・生活の源を守る神。ある意味で、日本最高のご神徳(公式HP
諏訪大社・上社本宮 - 日本最古の神社の一つ、守屋山北麓に鎮座、社殿6棟が重文
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