尾口のでくまわし(おぐちのでくまわし)
種別1:民俗芸能
種別2:渡来芸・舞台芸
公開日:毎年2月第2、3土・日曜日(尾口村)、毎年2月中旬頃(鶴来町)
指定日:1977.05.17(昭和52.05.17)
都道府県:石川県
所在地:鶴来町、尾口村

白山麓の鶴来町(ダム建設のため、尾口村深瀬地区の人々が移住した)と尾口村東二口区の二か所に伝承される人形芝居で、文弥人形(ぶんやにんぎよう)、文弥くずしなどと呼ばれる。

文弥節による一人遣いの人形芝居で、人形の腰部の後から両手を差し込み、胴串と両手を遣う古い型を残し、また東二口では、ゴロマと呼ばれる間狂言の人形も伝えられている。

文弥節による人形浄瑠璃は、他に新潟県の「佐渡の人形芝居(文弥人形、説教人形、のろま人形)」、宮崎県の「山之口の文弥人形」、鹿児島県の「東郷文弥節人形浄瑠璃」があり、現在本件あわせて計4件が伝承されている。

地方的に特色があり、また芸能史的にも貴重である。上演曲目には「源氏烏帽子折」、「出世景清」など数曲がある。

保護団体名:深瀬木偶廻し保存会、尾口村東二口区文弥人形浄瑠璃保存会
重要無形民俗文化財「尾口のでくまわし」 - 石川・鶴来と尾口の貴重な文弥人形
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