能登のアマメハギ(のとのあまめはぎ)
種別1:風俗慣習
種別2:年中行事
公開日:旧門前町は毎年1月2日、輪島市は毎年1月14、20日、旧内浦町は毎年節分(2月3日)
指定日:1979.02.03(昭和54.02.03)
都道府県:石川県
所在地:旧門前町、輪島市、旧内浦町 

我が国には年の折り目に神が来臨し、人々に祝福を与えていくという趣旨の行事が全国的に分布している。能登のアマメハギもその一つであり、能登半島に濃密な分布を示し、アマメハギのほか、メンサマなどとも呼ばれている。

この行事の内容は、細部において相違が認められるものの、天狗面・鼻ベチャ面・猿面、あるいは男面・女面などと呼ばれる仮面をつけて家々を訪れ、怠惰を戒めたり、災厄を祓って威厳のある所作でむら人に接するという形態では共通している。

また、正月6日、正月14日と20日、および節分の日の晩と期日を異にしながらも、その土地その土地に応じた形態で伝えられている点が注目される。

我が国古来の民間信仰の一形態を伝える顕著な例として重要である。

保護団体名:能登のアマメハギ・面様年頭保存会(能登町秋吉地区アマメハギ保存会、門前町アマメハギ保存会、輪島市面様年頭保存会)
重要無形民俗文化財「能登のアマメハギ」 - メンサマとも呼ばれる神の来臨と祝福の行事
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