消された邪馬台国への道 (光文社知恵の森文庫)
・刊行:2012/8/8
・著者:木谷恭介
・出版:光文社

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日本史最大の謎・邪馬台国はどこにあったのか?

諸説分かれる中、唯一邪馬台国の記述がある『魏志倭人伝』に記された「邪馬台国への道程」にこだわりすぎているがために多くの研究者が本質を見失っていると著者は言う。

邪馬台国に関するあらゆる文献、現象を検証した著者は、多くの謎を解きながら邪馬台国の所在地、卑弥呼の宮殿にたどり着いた。

『邪馬台国は甦る!』(ぶんか社2010年刊)の加筆修正。

第1章 『日本書紀』についての疑問
・『日本書紀』の編者は神話と歴史の違いがわからなかった?
・白村江の戦いと壬申の乱が日本神話を産んだ
ほか

第2章 日本人はどこから来たのか
・日本人の祖先は日本列島生まれではない
・主食がコメなのだから故郷は長江南部
ほか

第3章 誰が邪馬台国への道を消したのか
・邪馬台国はどこに存在したのか
・邪馬台国は纒向遺跡一帯に存在した
ほか

第4章 なぜ変わったのか?むかし大化の改新・いま乙巳の変
・日本の神々と仏教の戦い
・奈良時代が八十四年で終わった理由
ほか

第5章 寝業師・藤原不比等の豪腕
・『日本書紀』は八世紀の権力者の願望
・藤原不比等が皇位継承争いを演出した理由
ほか

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