通称・北野さん、菅原道真公の天神信仰の中心 梅と牛が特に有名
[住所]京都府京都市上京区馬喰町
[電話]075-461-0005

北野天満宮(きたのてんまんぐう)は、京都府京都市上京区にある神社。創建は天暦元年(947年)で、『延喜式』よりも後のため、式外社。

しかし、創建半世紀後には勅祭が行われ、創建自体が様々な宣託による朝廷上層部を巻き込んだものだったこともあって、その後二十二社(下八社)となる。

近代社格では官幣中社、現在は神社本庁の別表神社菅公聖蹟二十五拝の第25番。参拝すれば、御朱印を頂ける。梅の花をあしらったオリジナルの御朱印帳がある。

通称として天神さん・北野さんとも呼ばれ、福岡県の太宰府天満宮とともに天神信仰の中心で、天神信仰発祥の地。当社から全国各地に勧請が行われている。近年は学問の神として多くの受験生らの信仰を集めている。

御祭神はもちろん菅原道真公。相殿神として、中将殿(道真公長子の菅原高視)と吉祥女(道真公正室)を祀る。

全国の天神でみられる、道真公ゆかりの梅と牛であるが、当社の白梅と臥牛像は特に有名。

権現造の元祖とも言うべき、当社の本殿、石の間、拝殿、楽の間国宝に指定されているほか、国宝の紙本著色北野天神縁起 8巻(附 同縁起下絵1巻、梅樹蒔絵箱1合)がある。重要文化財は多数。

当宮と、太宰府天満宮、防府天満宮を合わせて日本三大天神と呼ぶ。日本三大天神には諸説あり、当宮と太宰府天満宮までは共通するものの、あとの一つを大阪天満宮小平潟天満宮などとする説も存在する。

近世以前まで、紀伊の玉津島神社、摂津の住吉大社と並び、和歌三神の一つとも数えられた。近世以降は当宮に代わって柿本人麻呂(柿本大神)が和歌三神の一つになった。

また、近世の京都で盛んになった天神信仰により、徐々に構成されていったと思われる、洛陽天満宮二十五社順拝の一社でもある。

洛陽七天神 - 北野天満宮所蔵『記録』(1699年)
洛陽順参二十五ケ所 - 『都すゞめ案内者』(1708年ごろ)
洛陽二十五社順拝 - 北野天満宮所蔵『日記』(1823年)

以上のいずれにも記載されているほか、以上には当社本体以外にも、北門近くに鎮座する文子天満宮、当社御旅所である北野天満宮御旅所なども記載され、近世京都の天神信仰の中心地になっていたことがはっきりとわかる。

境内社に『延喜式神名帳』山城国愛宕郡にある「高橋神社」に比定される式内社(小社)である神明社がある。

また、同じく境内社の伴氏社は、山城国葛野郡にある「伴氏神社」に比定される式内社(大社、月次新嘗)の論社。他の論社に、市内右京区龍安寺住吉町の住吉大伴神社がある。

この伴氏社の鳥居は、柱の下の蓮座が単弁、反花座(そりばなざ)として珍しく、額束が島木にめり込んでいる点が特殊。

蓮の鳥居として、仏教色を持つこの鳥居は、鎌倉時代の作とされ、重要文化財に指定されている。

また、京都御苑内の厳島神社の唐破風鳥居、木嶋坐天照御魂神社の三柱鳥居と合わせて「京都三鳥居」「京都三珍鳥居」とされる。

【ご利益】
勉強、受験、試験、就職、農耕、芸能、厄除け(公式HP
北野天満宮 - 通称・北野さん、菅原道真公の天神信仰の中心 梅と牛が特に有名
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