生田遺跡 - 神戸市
神戸市教育委員会は2014年12月18日、生田神社(中央区)周辺に広がる生田遺跡の一角で、弥生時代から明治時代まで約1900年間にわたる居住や農耕の痕跡が見つかった、と発表しました。市教委は「開発が進んだ都心部で、幅広い年代の遺構が残っているのは珍しい」としています。神戸新聞が報じています。写真は2006年の時の調査の模様(出典:a title="生田遺跡 - 神戸市" target="_blank" href="http://www.city.kobe.lg.jp/culture/culture/folk/estate/events/ikuta2006.02.pdf">神戸市)

市教委は2014年10月、当遺跡の第8次調査を開始。弥生時代の土坑や古墳時代の住居跡などが確認されたと言います。土坑は、隣接地で2006年に見つかった方形周溝墓と関連する可能性があるといいます。

古墳時代の遺構からは、須恵器や土師器のほか、祭事で使う水差しが見つかったようです。建物の跡は鎌倉時代まで確認されており、室町時代以降は田畑だったと推測されます。

方形周溝墓が見つかった2006年の調査報告書がインターネットからダウンロードできます。こちら(クリックするとすぐにPDFダウンロードが始まります)から。

また、サマリー的な簡易レポートはこちら(PDF、ブラウザで閲覧可)から確認できます。

2014年12月20日の午後1時半から現地説明会が開催されるようです。当日の問い合わせは、発掘調査事務所(TEL:090-1022-0792)まで。