南構遺跡
兵庫県教育委員会は2014年12月16日、同県豊岡市日高町久斗で、古墳時代からの大規模な住居群に隣接する古墳群が見つかった、と発表しました。神戸新聞が報じています。写真は2013年の時の調査の様子(出典:兵庫県教育委員会

見つかったのは南構遺跡(みなみがまえいせき)で、2013年から調査が行われています。2013年までの調査で、このあたり一帯が古墳時代から続く大規模な集落跡であることが判明、古墳・住居跡・土坑・柱穴など、数にして約1400箇の遺構が検出されました。

特に、集落内より古墳時代後期の横穴式石室をもつ古墳が 2基検出され、通常は集落から離れた場所に築かれれる後期の古墳と、竪穴住宅跡が近接した場所で見つかった珍しい事例として注目を集めました。

今回確認されたのは、直径約15メートルの円墳1基と石室5基。円墳の石室は長さ約9.6メートルの横穴式で、床に河原石が敷き詰められていたのが特徴。周辺からこの遺跡では初となる鉄刀が3本出土したと言います。

この遺跡は、平安時代初頭(804 年)に成立した但馬国府に近接する位置にあり、奈良時代・平安時代の集落は但馬国府の成立やその後の国府の活動などと密接に関連していた可能性が指摘されます。今回発見された、その前の、古墳時代の住居跡や古墳が、そうした但馬国府の成立とどう関連しているのかが注目されます。

2014年12月21日午後一時半から現地説明会が行われます。お問い合わせは南構遺跡調査事務所(TEL:0796-42-4372)まで。