五社神古墳(奈良県、奈良市)、神功皇后陵「狹城楯列池上陵」近くにある山陵八幡神社 - ぶっちゃけ古事記
奈良県奈良市山陵町

訪問日:2014年10月17日午後

山上八幡神社に続き、山陵八幡神社。さすが、神功皇后陵のお膝元。

この八幡神社は、神功皇后陵のすぐ南に立地しています。小高い丘の上に鎮座しているので、もしかすると神功皇后陵の陪塚の上にあるのかもしれません。

鳥居です。
五社神古墳(奈良県、奈良市)、神功皇后陵「狹城楯列池上陵」近くにある山陵八幡神社の鳥居 - ぶっちゃけ古事記
御祭神は気長足媛命、品陀和気命、玉依媛命。つまり、神功皇后、応神天皇タマヨリです。山上八幡神社と違い、ここには神功皇后が御祭神に明記されています。

参道は階段です。小高い丘のようなので。
五社神古墳(奈良県、奈良市)、神功皇后陵「狹城楯列池上陵」近くにある山陵八幡神社の参道 - ぶっちゃけ古事記
タマヨリは初代神武天皇の母であり、神功皇后、応神天皇の母子とは、もちろん祖先ではありますが、直接的なつながりは見出せません。もちろん、諡号に「神」を持つ数少ない天皇同士、それぞれ偉大な天皇の母、ということで、タマヨリ、神功皇后には共通項があります。

タマヨリを祀る八幡といえば、有名なところで筥崎宮(福岡県・福岡市)があります。そことの関連なのでしょうか。

参道の途中から拝殿が見えてきました。
五社神古墳(奈良県、奈良市)、神功皇后陵「狹城楯列池上陵」近くにある山陵八幡神社の参道から拝殿を望む - ぶっちゃけ古事記
古事記において、タマヨリは姉トヨタマ(神武天皇の祖母)とともに竜宮城の姫。海とはゆかりが深い。神功皇后と言えば、やはり海。この当たりのつながりもあるのかもしれません。

拝殿です。
五社神古墳(奈良県、奈良市)、神功皇后陵「狹城楯列池上陵」近くにある山陵八幡神社の境内から拝殿を望む - ぶっちゃけ古事記
創建やご由緒は不明ですが、もちろん、明らかに神功皇后陵を意識して創設された神社です。ここでは、神功皇后は武芸の神、応神天皇は厄除け開運の神、タマヨリは育児の神と明確に規定されているところが興味深かったです。

本殿。
五社神古墳(奈良県、奈良市)、神功皇后陵「狹城楯列池上陵」近くにある山陵八幡神社の本殿 - ぶっちゃけ古事記
本来、この境内から、来た道を戻らずに、左手から神功皇后陵の入口付近に降りられるのかもしれません。地理不案内のため、来た道を戻って、神功皇后陵の入口近くに行ったら、本社へ登れそうな坂道があったので。

ともかく、最終目的地の神功皇后陵に向かいます。
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