・所在地:大阪府藤井寺市藤ケ丘2丁目

・時 期:5世紀後半
・時 代:古墳時代中期
・形 状:円墳
・特 徴:-
・指 定:国の史跡

【概要】
住宅街の中に、まわりを道路で円形に囲まれた小さな山がこの古墳で、モッコ塚とも呼ばれる。径22メートル、高さ3メートルの円墳だが、本来はもう少し大きかったと思われている。

サンド山古墳の南約110メートルにあり、周濠の存在は確認できていないが、隣接する道路の一部に深い掘り込みがあったことが分かっている。埴輪や葺石は確認されていない。

古市古墳群の中では小型の古墳であるが、付近の大型前方後円墳に伴う陪塚ではなく、独立した墳墓であることが確認されている。

世界遺産への登録を進めている百舌鳥・古市古墳群のリストにおいて、「蕃所山古墳(ばんしょやまこふん)」として、円墳(22m)、NO.F28で設定されている。百舌鳥・古市古墳群のリストにおける古市古墳群のリストも参照。

【関連サイト】
蕃所山古墳 - 藤井寺市

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