・所在地:大阪府堺市西区上野芝町1丁目

・時 期:5世紀初頭
・時 代:古墳時代中期
・形 状:方墳
・特 徴:-
・指 定:国の史跡

【概要】
百舌鳥古墳群に属し、土師ニサンザイ古墳の後円部側外周にある長辺約45メートルの方墳で、陪塚と考えられる。発掘調査により、墳丘は2段築成で、濠との比高差は4メートル以上に復元できるが、南西側の濠は、土師ニサンザイ古墳の外周溝と共有していた可能性が高い。

墳丘は「天地返し」による鱗状層序(うろこじょうそうじょ)からなる盛土を採用し、葺石と基底石(きていせき)を検出している。築造時期については、全国で最古段階の須恵器が出土していることから、5世紀初頭頃と推測できる。

世界遺産への登録を進めている百舌鳥・古市古墳群のリストにおいて、「寺山南山古墳(てらやまみなみやまこふん)」として、方墳(45m)、NO.M26で設定されている。百舌鳥・古市古墳群のリストにおける百舌鳥古墳群のリストも参照。

【関連サイト】
寺山南山古墳 - 堺市

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