・所在地:鹿児島県霧島市溝辺町麓

・時 期:-
・時 代:-
・形 状:円墳
・特 徴:-
・指 定:宮内庁治定

【概要】
宮内庁により「高屋山上陵(たかやのやまのえのみささぎ)」として、天孫ニニギの子ホオリの陵として治定されている。古事記には「高千穂山の西」とある。

杉林の中にある楕円形の円墳で、表面は多数の石に覆われている。面積は約5万3000平方メートルあり、周囲には石垣が巡らされている。

古事記の記述に基づいて「高千穂山」を高千穂峰とみなし、高千穂峰の西に「鷹大明神社」があったことから、「鷹」を「高屋」の「タカ」と結びつけたものと考えられているという。

ホオリは正式名称よりも海幸彦と山幸彦の神話における、山幸彦で有名。竜宮城に行き、その姫トヨタマと結婚するも、「覗くな」パターンにはまり、離別。しかし二人の愛は変わらない歌を歌い合う。

二人の子がウガヤフキアエズ。初代神武天皇の父に当たる。

父のニニギの陵は可愛山陵古墳(鹿児島県・薩摩川内市)に、子のウガヤフキアエズの陵は吾平山上陵古墳(鹿児島県・鹿屋市)に治定され、この三陵を神代三山陵と総称する。ニニギ、山幸彦、ウガヤフキアエズは、日向の地にいたことから、日向三代とも呼ばれる。

関係は、天皇家の系譜に詳しい。

本古墳の南東13キロのところに、山幸彦を祀る鹿児島神宮(霧島市)がある。

【関連サイト】
高屋山上陵古墳 - Wikipedia