・所在地:京都府向日市西ノ岡(向日丘陵)
・経緯度:北緯34度95分58.35秒 東経135度68分86.16秒

・時 期:4世紀前半
・時 代:古墳時代前期
・形 状:前方後円墳
・特 徴:-
・指 定:国の史跡

【概要】
向日丘陵古墳群に属する、古墳時代前期中葉の築造とみられる前方後円墳。やや西に傾いており、全長98メートル、高さ9メートル、前方部の幅47メートル、後円部径57メートル。

現在は竹やぶの土入れにより前方部の大半が失われている。墳頂には8メートル四方の埴輪をめぐらせた区画があり、その真下に石室がある。

前方部に長さ5.2メートル、幅1メートル、高さ1.3メートルの竪穴式石室をもつ。 後円部に長さ5.6メートル、幅0.8メートル、高さ1.6メートルの竪穴式石室をもつ。

出土した三角縁神獣鏡が椿井大塚山古墳(京都府・木津川市)のものと同氾関係にあると見られ、椿井大塚山古墳の被葬者の支配下にあった者の墓ではないかと言われている。

副葬品として出土したものの中には、前方部で、浮彫式獣帯鏡、三角縁獣文帯三神三獣鏡、方格規矩四神鏡、琴柱形石製品、管玉、刀剣、槍、銅鏃、鉄鏃、鉄斧、鉄鎌。後円部で三角縁神獣鏡、合子、勾玉、石釧、管玉など。
寺戸大塚古墳 - ぶっちゃけ古事記
【関連サイト】
寺戸大塚古墳

【関連記事】
4世紀前半の前方後円墳・寺戸大塚古墳など2件が国の史跡指定へ - 京都では計84件に