・所在地:大阪府堺市西区上野芝向ヶ丘町

・時 期:5世紀中頃
・時 代:古墳時代中期
・形 状:前方後円墳
・特 徴:-
・指 定:国の史跡

【概要】
百舌鳥古墳群に属する、5世紀中頃に築造されたと考えられる前方後円墳で、国の史跡。第十七代履中天皇の陵に「百舌鳥耳原南陵」として治定されている上石津ミサンザイ古墳の東南、石津川の支流百済川左岸の台地上に位置する。

全長59メートル、後円部の高さ5メートル、前方部高さ4-5メートル。天皇陵等に指定されていない周辺の多くの古墳が宅地開発などで破壊されていく中で、墳丘の保存状態が比較的良好。

平成17年(2005年)より保存整備計画策定のため、堺市教育委員会により、墳丘の一部が継続的に発掘調査されている。主体部(埋葬施設)の構造や副葬品については未詳だが、円筒埴輪片が採集されている。

世界遺産への登録を進めている百舌鳥・古市古墳群のリストにおいて、「文珠塚古墳(もんじゅづかこふん)」として、前方後円墳(59m)、NO.M34で設定されている。百舌鳥・古市古墳群のリストにおける百舌鳥古墳群のリストも参照。

【関連サイト】
文珠塚古墳(もんじゅづかこふん) - 堺観光ガイド

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