『古事記物語』(大古事記展)(複製品) - ぶっちゃけ古事記
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・『古事記物語』(複製品)(こじきものがたり ふくせいひん)
・大古事記展 - II.古事記の1300年 近代日本

・鈴木三重吉
・大正9年(1920年)
・奈良県立図書情報館蔵

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著者の鈴木三重吉は、小説家として活躍した後、大正5年からは児童文学者として、児童雑誌『赤い鳥』を20年にわたり刊行、『赤い鳥』に歴史童話と名付け、古事記の物語を分かりやすく紹介する連載をした。展示品は、合計14回の連載を上下二巻にし、赤い鳥社から出版された書籍の複製品。

「大正九年の発刊以来、昭和、平成を通じて数度にわたり刊行、増刷(中略)、長期間にわたって販売されつづけた作品」「口語訳として児童にも大人にも広範囲に受容された著名な作品」(田中千晶「鈴木三重吉が見た『古事記』」(日本文学協会「日本文学」2007年2月号))だという。

挿絵こそないが、インターネットの青空文庫において、文章のみ収録されている。鈴木や当時の古事記に対する感性に触れることができる。

下の写真は、大古事記展における「近代日本と古事記」パートの展示の様子。
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大古事記展 > II.1300年 > 『古事記物語』(複製品)

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