本居宣長七十二歳像(大古事記展) - ぶっちゃけ古事記
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・本居宣長七十二歳像(もとおりのりながななじゅうにさいぞう) 重要文化財
・大古事記展 - II.古事記の1300年 本居宣長

・井特
・江戸時代
・本居宣長記念館蔵

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本居宣長(1730-1801年)は享和元年(1801年)9月18日に発病、約10日後の9月29日早朝に72歳の生涯を終えた。この時の門人は488人を数えた。32年かけて刊行される古事記伝44巻はまだ刊行途上だった。

本作は享和元年9月初めに京都の画工・井特(生没年不詳)に宣長の姿をうつさせ、宣長没後に完成したもの。本居宣長四十四歳自画自賛像と同じく、鈴屋衣を着た姿で、実物の鈴屋衣をかなり正確に写している。

他人の筆によるもの、または死後に仕上げたもののためか、本居宣長四十四歳自画自賛像よりもむしろ顔が若々しく描かれているほどで、病に倒れるまで、精悍なその顔つきで古事記をはじめ自身の研究を行っていた、のかもしれない。ちなみに古事記伝の完成は35年かけて寛政10年(1798年)、宣長69歳の時。

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