伊邪那岐命と伊邪那美命(大古事記展) - ぶっちゃけ古事記
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・伊邪那岐命と伊邪那美命(いざなきのみことといざなみのみこと)
・大古事記展 - I.古代の人々が紡いだ物語 「愛」 イザナギとイザナミ

・河鍋暁斎
・明治3年(1870年)以前
・河鍋暁斎記念美術館蔵

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兄妹で、夫婦となったイザナギイザナミ別天神(ことあまつかみ、別天津神とも)に命じられ、天沼矛を渡され、天浮橋に降り立ち、国を固めてオノゴロ島を造る。日本最初の結婚、そして合体。最初、子作りがうまくいかないなど悩んだが、その後は順調に島産み、国産み、神産み。

本作ではイザナミのお腹が大きくなっており、妊娠を示しているのかもしれない。二柱の仲睦まじさが伝わってくるような雰囲気。二柱の前と、後ろの崖の上に鶺鴒がいる。古事記にはないが、『日本書紀』では鶺鴒の様子を見て二柱が真似をする場面がある。

二柱の至福の時は、イザナミが火の神・カグツチを産む前まで続くことになる。

大古事記展では、河鍋暁斎(1831年-1889年)の作品としては、『日本神話シリーズ』のほか、天の岩戸神武帝図が展示されている。

『日本神話シリーズ』
天孫降臨 - アメノウズメが肌を露わにしてサルタヒコを誑し込む?
須佐男命の追放 - 悪態つきながら高天原を去るスサノヲ
海幸山幸 - まさに海幸彦が隼人舞を演じるがごとくの溺れざま
島々の誕生 - 天沼矛で海を掻きまわすイザナギとイザナミ
神々の誕生 - イザナミとイザナギが仲良く三貴子を産む

大古事記展 > I.物語「愛」 > 伊邪那岐命と伊邪那美命

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