大山守命(おおやまもりのみこと)縦480px
ここも、和紀郎子が船頭に化けていることも見破れない愚かさを表している。ここまで貶める?

父・応神天皇が崩御したので、応神天皇によって遠ざけられていた大山守命が、皇太子となっていた異母弟の和紀郎子に反逆しようと宇治川まで進軍。単身渡河しようと、そこにいた船頭に頼んで、船に乗せてもらった時、その船頭にお話かけた言葉。猪は川の向こうに陣を敷いている、標的の和紀郎子を指していると思われる。

その船頭はこの問いかけに対して、「無理っ」とソッコー否定。大山守命「なぜっ?」と聞き返すが、その船頭は「今までも殺せなかったのに」と回答。

この船頭こそ、大山守命の反逆を大雀命(後の仁徳天皇)による密告で知って先手を打っていた和紀郎子だった。

【この一言の出典】
応神天皇崩御、すぐ兄弟間で戦争へ あの手この手を講じて、勝利は誰の手に?

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13.応神天皇 - ぶっちゃけ古事記のカテゴリ

仁徳天皇「アイツ、反逆するみたいよ」
和紀郎子「無理でそ」

【関連キャラ】
大山守命 - 徹底的に貶められる仁徳の兄 裏ありソス
和紀郎子 - 応神皇太子は、貴公子然として朗らかな皇子
仁徳天皇 - 古事記中盤の主役はやはり女好きの御仁

【古事記の神・人辞典】
大山守命