八十神(やそがみ=ヤソガミ)縦480px
【キャラ設定】ある意味救いようのないような意地悪さ、凶暴さ、容赦なさ、決断即実行(殺そうと思ったら殺す)の力などを表現。そもそも美女神ヤガミをゲットすることがきっかけだったことから考えて、多少の好色さも。

八十神(やそがみ=ヤソガミ)縦500px■八十神(やそがみ=ヤソガミ)

オオクニヌシの兄。もともとは「大勢の神」の意味であり、一人ではないが、キャラ設定上一人の神に仮託してみました。

弟のオオクニヌシをイジメていた、というところから登場。すぐに、因幡の美女神ヤガミと結婚したく思い、出立。オオクニヌシを荷物持ちの従者のようにして。

重い荷物を担いでいるオオクニヌシを放って先行するヤソガミの前に現れたのがウサギ。皮が剥かれて重傷。「海水につかって、風に吹かれてりゃ、治るぞ」と教える。加虐~

いわゆる因幡の白兎を経て、美女神ヤガミに、「あなたとはイヤ。オオクニヌシ様と結婚するわ~」と言われ、ブチ切れる。怒りの矛先は弟のオオクニヌシ。ソッコーでオオクニヌシ抹殺を決意します。THE 逆恨み

早速、オオクニヌシを連行して、伯耆の国に行き、「この山に赤いイノシシがいるから、オレ追い立てるから、オマエここで待って捕まえろや。できなかったら、コ・ロ・ス」

山に登って、イノシシに似た岩を探し出し、炎でその岩を熱して滾らせて、下にいるオオクニヌシ目がけて投下。愚直なオオクニヌシ、命令通りその岩を受け止めて、焼死。

やったーと思ったのもつかの間、オオクニヌシ蘇生。そこで、再度オオクニヌシをだまして山に連れて行き、大きな木を切り倒してその間に楔の矢を打っておいて、その中にオオクニヌシに入らせ、楔の矢をいきなり抜くと、、、オオクニヌシ、木に挟まれまたもや死亡。。

再度やったーと思ったのもつかの間、やはりオオクニヌシ蘇生。今度はオオクニヌシ、何か逃げていくので、追って追って追いまくって、追撃。うーん、粘着質。結局、紀伊のオオヤビコによって、オオクニヌシに黄泉の国に逃げられてしまいます。

少し待っていると、黄泉の国から戻ったオオクニヌシ、何かスゲー武器持っていたり、傍らにヤガミじゃない、別の美女神(スセリ)侍らせていたり、超ムカついたけど、最後はオオクニヌシに凹られリベンジされて、果てます。

オオクニヌシが、本当の意味で大国の主になっていく、その過程を描いた説話(いわゆるヤソガミの迫害)に出てくる、容赦なく、残酷で粘着質、ちょっと好色な神です。

【関連キャラ】
オオクニヌシ - 国つ神のドンは破天荒な女好き
ヤガミ - 日本初? 結婚後に「実家に帰ります」
因幡の白兎 - 自業自得でも悪びれないお茶目なウサギ

【古事記・四コマ劇場】
オオクニヌシの遍歴:1.下僕編
オオクニヌシの遍歴:2.白兔編
オオクニヌシの遍歴:3.初婚編
オオクニヌシの遍歴:4.死亡編
オオクニヌシの遍歴:5.蘇生編
オオクニヌシの遍歴:6.逃走編
オオクニヌシの遍歴:11.冷戦編

【一言切り取り】
ヤソガミ「早くヤリてーな」
ヤソガミ「まあ、キバレや」
ヤソガミ「おっ、おもしろそ~」
ヤソガミ「アイツ、絶対コロス」
ヤソガミ「エイッ、とね」
ヤソガミ「おっと、またいたぶっちゃうよ」
ヤソガミ「どこまでも追いかけるって」
ヤソガミ「くっ、瞬殺かよ」

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【古事記の神・人辞典】
ヤソガミ

ぶっちゃけ古事記のキャラ図鑑の索引